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Bye Bye Blue Water

2005年1月16日 07:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

 企画モノ CD の第2弾。前作「MUSIC IN BLUE WATER」の「たびだちのうた」でハンソンが言っていた「もう一枚の企画モノ」というのがこれ。CD ドラマがメインで、TV 放映された各話の間に入る「第0.5話」「第22.5話」などのサイドストーリーと、ナディアの後日談「A.D. 1900」「A.D.1991・東京」等を聞くことが出来る。サイドストーリーは本編の緊迫感を無視したえっちコメディとなっており、そーゆー系統が好きな人にはオススメの1枚。他にもかなり悪ノリ曲の数々で「レッツ・ゴー・エレクトラさん」「愛の花園」「本命盤 恨み船」などはどれもこれもおバカ。オールキャスト登場の「Bye Bye Blue Water」はファンなら一度は聞いておきたい。

1...レッツ・ゴー・エレクトラさん

「パヤ・パヤ」というコーラスが印象な企画曲。「昔の苦しさを乗り越えてこれからも頑張ろう」という心温まる詞なのだが、メロディーとコーラスが強烈なので完全なギャグソングとなっている。

2... 第0.5話「おめでとう!」

ジャン達と出会う以前のノーチラス号での出来事を描いたドラマ.....と書くとクルーが集結するシーンでも思い浮かべそうだが、実際にはこの CD の方向性を物語るバカドラマ。
 物語はエレクトラさんが朝起きるところから始まる。寝起きが悪く定時連絡に遅れそうになったエレクトラさんは準備もそこそこにブリッジに向かうのだが、キリリと挨拶をして部屋に入ったにも関わらず誰もいない。多少違和感を覚えつつブリッジをからっぽにしたままのクルーに憤慨しつつ船内を探しまわるエレクトラさん。「どっかに隠れてエッチなビデオを見ているのね」と、以前にあった同様の出来事を思い出しつつ、怒りにふるえながら最後に残った部屋の扉を開ける。
 すると「おめでとうございま〜す」とクルー達の声。なんでもクルー達はエレクトラの為にサプライズパーティーを企画していたのだった。クルーにせかされてバースデーケーキのロウソクを消そうとしたエレクトラは、ケーキの上に立てられた29本のロウソクを目にしてピタリと動きが止まる。「どうしてロウソクが29本もあるんですか?」と詰め寄られ「数え年」だの「記憶違い」だのと理由を付けて26本までロウソクを減らすも、エレクトラさんは一向に納得しない。

「じゃあ、一体何歳になったのだね?」
「じゅ、じゅーはちです」
 ピ ピーヒョロロ...と、弱く鳴り響く笛の音
そしてアイキャッチ

 「本日メインゲストのエレクトラさんにとっておきの芸を見せていただきましょう」とクルー達がはやしたてるが、当のエレクトラは「見せられる芸など持っていない」と困り果てる。すると科学部長が「副長も、今日で18になったということですし、その証拠を披露していただきましょう。服の下に隠された若鮎のように青く熟れたボディこそ、本日のトリを努める至高の芸にふさわしい」とトンデモナイ提案をする。測的長の音頭で「あそっれ ふっくっちょっ」の副長コールが巻き起こるが、さらに困り果てたエレクトラさんはネモ船長に助けを求める。しかし、ウイスキーのボトルを空けまくった船長の答えは

「構わん、脱ぎたまえ」

 意を決して服を脱ぐエレクトラさんだが、今朝の着替えの際時間が無くブラジャーをつけていないことをすっかり忘れており、ノーブラの若鮎のように青く熟れたボディを披露してしまう。いたたまれなくなったエレクトラはそのまま部屋を出て行ってしまうのだが、全く懲りないクルー達はターゲットをイコリーナに移し、宴を続けようともくろむ。しかし、そこで立ち上がったのは測的長のエーコー・ウィラン。先ほどまで先導役だった彼は手のひらを返し「そんなコトは、このオレが許さん!」とクルー達を止めようとする。そして、エーコーは想いを歌に乗せる...

3...愛の花園

測的長エーコー・ウィランが力の限り歌いあげるバカ曲。「第 0.5話 おめでとう!」で服を脱がされそうになったイコリーナに贈った曲。ラブホテルのノートに書かれているようなキてる詞に古くさい曲、陶酔した歌い方、アタマが溶けているとしか思えないセリフと、企画意図どおりのバカバカしさを発揮している。

4...生きてくれ

静かなピアノと語りかけるようなネモ船長の声が特徴的な曲。自分が過去に犯した罪への懺悔と、エレクトラに対する愛を綴っている。「人を愛して私の分まで生きてくれ」という歌詞は、最終話にナディアに向けて言った「生きろ!」を思い出させるが、第22話「裏切りのエレクトラ」に「エレクトラ、君がいたから生きてこられた」というセリフもあり、やはりエレクトラに対しての言葉なのだろう。

5...第 22.5 話「記念写真」

ガーゴイルが過去につけていた日記の回想。ガーゴイルがつぶやきながらタイプを打っている構成となっている。その昔ネモ(エリシス・ラ・アルウォール)がアトランティスの国王であり、ガーゴイル(ネメシス・ラ・アルゴール)は宰相であった。バベルの塔を復活させ、人間の主として人間どもに罰を与え正しい道に導くべきだという考えを持つガーゴイルが、それに反対するネモの説得を諦め実力行使に移る際の心情を描いている。ナディアが生まれた記念に一緒に写真を撮ろうというネモの誘いに「これが友人として過ごす最後の時になる」と語っている。

6...本命盤 恨み船

 ガーゴイル役の清川元夢さんが歌うド演歌。「ナディアのキャラクターが歌を歌う」という企画が持ち上がった時に、歌いたくない清川さんはどうせ作らないだろうと「演歌ならいいですよ」と庵野監督にいったところ、まんまと作ってこられたというウラ話がある。サビ部分でかすかに聞こえる女性コーラスがイイ味を出している。出だしと曲間にセリフがあるがそれが爆笑モノ。セリフ以外の詞では意外にお遊び部分は少なく、ネモに対するガーゴイルの恨み節が延々と綴られている。ガーゴイルそのものの声で歌っているところがたまらない。

7...第 26.5 話「御期待下さい!」

南の島でのムシ暑い夜を描いたドラマ。あまりの暑さになかなか寝付けないジャンだが、なんとか眠ろうと努力する。そんな苦労を知ってか知らずか、寝相の悪いナディアの手だの足だの顔だのがジャンの邪魔をする。次々に飛んでくるそれらを押し返す内に、ジャンはナディアがノーブラである事を発見する。驚くジャンの前でナディアが寝返りをうつと、なんと彼女は下も履いていないご様子。
 「つい目が行ってしまうのは.....今なら事故ですむ....でも勢いに任せて...このまえナディアは A まで許してくれた...でも、好きというオフィシャルなコメントを聞いていない...でも、見るだけなら...」とひたすら葛藤と言い訳と妄想を繰り返すジャンだが、とうとう一つの決意をして眼鏡をかけてじっくりと観察しようとする。しかし、そんなジャンの決意をあざ笑うかのように眼鏡は棚の後ろに落ちてしまう。「これは(やめておけという)神の思し召しだ」自らに言い聞かせ、大人しく寝ようとするジャンだが、一度わき上がったリビドーとパトスは熱くほとばしり眠る事ができなかった。
 科学こそ万能と信じて疑わないジャンは「こんな時こそ科学だ」とばかりに難しい事を考えて心を落ち着かせようとするのだが、寝返りをうったナディアの姿に再度打ちのめされてしまう。「でも、若さにまかせて落ちるところまで落ちるのもなぁ...相手の気持ちが大事だし...でも、最初はイヤがっても途中から許してくれるってゆうのもありえなくはないし...」と、またしても妄想地獄に陥ってしまうジャンだが、なんとかそれらを振り切り、「こんなことではダメな人間になってしまう」と頭を冷やしすべくトイレに出かける。すると実は起きていたナディアがひとこと。「いくじなし...」

8...First Contact

日高のり子・鷹森淑乃・水谷優子さんら3人による恋を歌った曲。特定の誰かに向けたラブソングというより、恋そのものを歌った内容となっている。ピアノの静かな曲で日高のり子さんの「ちょっと成長したジャン」といった雰囲気の声を聞くことが出来る。ちなみに水谷優子さんはマリーそのままの声で歌っている。

9...第 35.5 話「復活の日」

N - ノーチラス号が眠っている旧アトランティスの遺跡に向かう途中を描いたドラマ。途中でエレクトラさんのスペースルックに対するエッチな感想といったお遊びも入るが、基本的には本編で描かれなかったストーリーを補完するという意味で「第 ○.5話」シリーズでは最も意義のある作品に仕上がっている。

10...我らの万能戦艦 N-ノーチラス号

「万能戦艦 N-ノーチラス号」の3分0秒からはじまるテンポ早バージョンに詞をのせた曲。記載されていないが、おそらく Bye Bye Blue Water で登場した声優さん総出演の合唱となっている。

11...A.D. 1900

本編終了後、全寮制の学校に入ったマリーのドラマ。「Bye Bye Blue Water」の「A.D. 〜」シリーズ3作は全て電話での会話となっており、このドラマではグランディスと話している。とはいってもマリーが延々と話 しているのみで、受話器の向こうにいるグランディスは一切登場しない。久しぶりに電話がかかってきたという設定で、エアトンに関する説明的なセリフが続く。その後、先日面会にやってきたサンソンの話になり、なんと今度デートまですると言う。

12...真夏の恋人

サンソンとマリーが歌うラブソングで、サンソンとマリーが交互に歌うデュエット曲となっている。曲調・詞ともに古くさい歌謡曲のノリで、まさに「企画モノ」と言うほかに形容詞が見あたらない。「A.D.1900」と内容的につながっている。サビ部分の「GO! GO! GO! GO!」が秀逸。

13...A.D. 1901

本編終了後、ジャンと結婚したナディアのドラマ。「A.D.1900」と同様に電話の相手はグランディスで、同様にグランディスは登場しない。話している内容といえば、卵関係のみのナディアの得意料理、「心も体も肉体も愛していたのに」という愚痴、キングザウルス III 世をきっかけに子供について、パリや第2エッフェル塔の話題など、たわいもないものだが、本編中では見られなかった「幸せな日常を送るナディア」を見ることができる。「グッバイ、アディオス、さようなら」というおなじみのセリフにニヤリ。

14...A.D. 1991・東京

本編から時代は移り1991年の東京、伊藤ナディアというナディアのひ孫にあたる女の子のドラマ。マリー、ナディアの話と同様、小道具として電話が使われている。前半は「サーカスのアイドルだったひいひいおばあちゃん」「歴史の教科書のパリ円盤事件」などの説明的な話が続く。そして恋愛の話題に移り、うじうじ悩んでもしょうがないから告白する、という決心を口にする。電話はそこで切れ、留守番電話の巻き戻し音のあと再生が始まる。「やっぱ、ダメだった」と落ち込んだ声で報告するナディアだが、「破壊から再生がうまれるって言うじゃない」と続けて電話は切れる。「たった一度の人生ですもの、パーっと行くわよ、パーっと」というこれまたニヤリのセリフもある。

15...Bye Bye Blue Water

「MUSIC IN BLUE WATER」に収録されている BGM 「ジャンとナディア」をベースにして詞をのせた曲。メインボーカルは高森淑乃さんと日高のり子さんだが、曲の合間に他の出演者を呼び、最終的にはオールキャスト登場の大合唱となる。冒頭の日高のり子さんのアカペラが良い。

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