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TV(全 21 件)

エラいところに嫁いでしまった!

Review > TV
2007年2月17日 10:38

基本情報

テレビ朝日系列:毎週木曜21時 公式ページ

 原作は槇村君子の同名エッセイ「エラいところに嫁いでしまった! 」 グルメものから学術記事まで、気合いで仕事をこなすガテン系ライター君子。いつでものほほんとマイペースな恋人磯次郎と二人だけの結婚式も終え、新しく購入したマンションでの幸せな結婚生活が始まるはずだった。
 しかし、「身内だけの披露宴だから」と連れてこられた磯次郎の実家は和風建築ドーン、庭バーン、親戚デローンの由緒正しい名家。圧倒される君子の脳裏には、結婚前の顔合わせで磯次郎の母が語った「うちには財産なんてありませんよ」という言葉が浮かんでいた。

 出演は仲間由紀恵・谷原章介・松坂慶子・本田博太郎・濱田マリ・温水洋一・橋本さとし・渡辺夏菜ほか

第3話

これまでの2話は「エラい " やつ " に嫁いでしまった」という感が強かったが、今回は「エラい " ところ " に嫁いでしまった」という看板に偽り無しの内容。
 夫は相変わらず、しきたりの詳細を説明しないわ、君子の怒りを目の当たりにしてオロオロする姑に嘘をつくわというダメっぷりを見せるが、騒動の発端とは無関係であるため、それらの行動はマイペースさであったり、(バシっと言えずに誤摩化して情けない、と言ってしまえばミもフタもないが)波風立てずにおさめようとする優しさと捉えることができた。

 しきたりに辟易、兄嫁夫婦も同様の悩みを、ついには爆発、落ち込む姑、責められる君子、かつては姑も君子と同じだったという昔話、実は君子さんの言う事聞いてなかったのよと、全体の流れはとことん王道。オイシイトコ持ってったお父さんやら2つ揃ったマフラーも含めてベタベタなのだが、それもまた心地よし。

 姑は話を聞いてなくても、兄嫁やらご近所のオバサン連中にはきっちり「山本家の事なんざ知ったこっちゃありません」宣言してしまってるのでは、という気がしなくもないが、そこらへんはコメディの常としてリセットされて次回を迎えるのだろうか。

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トリビアの泉 : 2005年2月 - 3月

Review > TV
2005年3月24日 21:53

 視聴者から寄せられた役に立たない雑学を紹介し、その面白さをヘーボタンの連打で評価するおなじみの番組。途中からはネタそのものより検証 VTR の作りで笑わせるパターンに変化している。最初は気になったネタの感想だけを書いていたが、バックナンバーとしての資料価値すらゼロというのもナンなので、2005.2.23 放送分からは全てのネタを紹介している。

2005年2月 - 3月ピックアップ

2005.2.2 放送分:67 へぇ:生物分類学上 タカとワシの違いは適当
 凄いなぁ。やっぱり「生物分類学」なんていう、素人から見れば細かい理屈や定義に溢れていそうなものが適当だというところに面白さがある。それにしても適当って、言ったもの勝ちかよ。
2005.2.16 放送分:ガセビア:サイン色紙は表側に書く程の物ではないという意味で裏の白い面に書く
 要はよく言われる「色紙の白い方は本当は裏で、キラキラしてる方が表なんだよ」というのがガセネタという事らしい。よく聞く雑学だがガセか〜。
2005.3.2 放送分:80へぇ:2004年発行の新札には 約 0.5 mm の大きさで「ニ」「ホ」「ン」の文字がバラバラに描かれている
 様々な偽造防止技術が盛り込まれている新札のマイクロ文字の一つ。トリビア自体よりも、ネタの応募者が自力で発見したというところが凄い。
2005.3.23 放送分:94 へぇ:ガーナサッカー協会会長の名前は、ニャホニャホタマクロー
 くっだらねーーー。知識か?知識なのか? ニャホニャホだけでも笑えるが、それだけで満足することなく(?)タマクローというコンボを重ねるところが凄い。やなせたかし、さくらももこ、原ゆたか(かいけつゾロリの作者)の3人にニャホニャホタマクローという語感だけでイラストを描いてもらい、子供向けアニメ風にテーマソングまで作ってしまう検証 VTR が最高。

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トリビアの泉 : 2005年7月 - 9月

Review > TV
2005年9月29日 00:50

 視聴者から寄せられた役に立たない雑学を紹介し、その面白さをヘーボタンの連打で評価するおなじみの番組。途中からはネタそのものより検証 VTR の作りで笑わせるパターンに変化している。

2005年7月 - 9月ピックアップ

7月20日放送分:トリビアの種:スキージャンプ台でタイヤを転がしたら○○ m ジャンプする
 ノーマルヒルジャンプ台から71m の助走を行い、理想とされる30度の角度で飛び出す台を用いてジャンプさせる。タイヤは、軽自動車・セダン・スポーツカー・10 t トラック・F1・重機の6種類を使用。( F1 で使われるスリックタイヤ、というナレーションだったので1998年以前の F1 タイヤと思われる)
 記録は順に 29m(97km/h) / 30m(127km/h) / 31m(131km/h) / 44m(137km/h) / 21m(101km/h) / 40m(141km/h)カッコ内はジャンプ時のスピード。10 t トラックのタイヤが最も遠くまで飛んだが、うなりを上げて坂を転がり、ジャンプ台を粉砕して空に舞い上がった重機タイヤの迫力は凄かった。
 今週のカツミのお言葉「負けた事がある、というのがいつか大きな財産になる」は SLAM DUNK 山王工業ヘッドコーチのセリフ。
8月10日放送分:85 へぇ:リスが松ぼっくりを食べた後の食べかすはエビフライっぽくなる
 リスは渋い物が苦手で松ぼっくりのタネを除いて食べるため、そのような形になる。いいなー。このバカバカしさがいい。想像以上にエビフライっぽく、キャベツとポテトサラダを添えてディスプレイした様子は、まるで本物のよう。久しぶりに「これぞトリビアの泉」と言うべきネタを見た。
8月17日放送分:94 へぇ:和英辞典の中で一番売れている「ジーニアス和英辞典」は「阪神タイガース」をひいきしている
 出版元に聞いた所「この版はタイガースがぶっちぎりで優勝した2003年に製作されたものだから・神戸外国語大学の先生を中心に関西出身者を中心に編集者が構成されていたから」だそうな。
 「攻撃:5回裏のタイガースの攻撃は赤星の二塁打で始まった」「猛攻:この回タイガースは打者10人の猛攻で5点を取った」「滑り出し:タイガースは今シーズン好調な滑り出しを見せた」「独走:タイガースが首位を独走している」「先取:タイガースは片岡のソロホームランで1点を先取した」「力投:上原の力投空しくジャイアンツは2対1でタイガースに敗れた」「ぽんぽん:タイガースの6選手がぽんぽんとホームランを打った」「間違いない:タイガースが試合に勝つ事は間違いない」「優勝:タイガースが優勝した」「喜ぶ:阪神タイガースがセリーグ優勝をして関西はどこでも皆が大いに喜んでいた」「続く:阪神タイガース優勝セールの行列がデパートまで2キロも続いていた」「熱くなる:彼はタイガースのこととなるとすぐに熱くなる」「口ぶり:彼は阪神タイガースの監督のような口ぶりだった」「終える:彼は阪神タイガースのグランド整備員としてその生涯を終えた」と、実に14の例文を紹介。
 この盛大なひいきっぷりにはもはや清々しさすら感じられる。タモリも触れていたが、力投の例文としてあえてジャイアンツの上原をひっぱりだして、力投空しく負けさせるあたりが心憎い。他にも「大勝:タイガースがジャイアンツに大勝する」「代打:伊良部の代打に八木を送る」「固い:阪神タイガースの優勝は固い」「試合:タイガースは来週東京で試合をします」「〜で:タイガースは来週東京で試合します(同じ例文かよ)」なんてのも。もえたん (萌え単)ならぬ燃え単。
9月21日放送分:71 へぇ:「アルプスの少女ハイジ」のアルムおじいさんは若い頃金持ちだったが得体の知れない連中と付き合い博打と酒で全財産を失った
 大きな農場のボンボンとして生まれ、遊び呆けていた過去を持つ。両親はバカ息子が全財産を失った悲しみで相次いで亡くなり、息子は大工仕事中の事故で死亡、息子の奥さん(ハイジの母)はショックで体を壊して息をひきとると、まるで死神。村人からは「神にそむいたあいつの暮らしぶりのせいだ」と陰口をたたかれ、アルムの山でひっそりと暮らすようになった。
 容赦ねーな。アニメ版のイメージだと、世の中のごちゃごちゃとしたしがらみを嫌い、人里離れた山でひっそり暮らす朴訥な老人のイメージだったが、そんな過去があったとは。そもそも作り物であるフィクションにおける、「知られざる設定」といった類いのトリビアはあまり好きではないのだが、これは笑った。
9月21日放送分:81 へぇ:「アルプスの少女ハイジ」のアルムおじいさんには人を殴り殺したという疑惑がある
 原作の「アルムおじいさんは軍隊に入ってナポリに行っているということが伝わってきたの。それが突然ドムレシュクに舞い戻ってきたの。あの人はナポリで人を殴り殺したらしいのよ。もちろん戦争でじゃなくてよ」というハイジの叔母のセリフをいつものアナウンサーが朗読した後に、アルムおじいさんが「それも本当の事なんだよ」とハイジに言うアニメのシーンをつなげる検証 VTR に笑う。
 黒いなー、黒いぞおやじ。補足トリビアによると、噂が真実かどうかは最後まで明かされないが、叔母がアルムおじいさんに " 裁判沙汰になるといろいろな事が洗い出される " と言って激怒させるシーンがあるとか。クロだなおやじ。
9月28日放送分:88 へぇ:アメリカの有名マウンテンバイクメーカーの2005年モデルの名前は「ヤクザシリーズ」
 アイアンホース社の製品で、エンジニアがハードコア・ロックバンド「ピルサーズ」の「YAKUZA」という曲からインスピレーションを受けて命名した。字面が同じだけで日本のヤクザとは別物....ではなく「YAKUZA KUMICHO」「YAKUZA OJIKI」「YAKUZA ANIKI」「YAKUZA CHIMPIRA」と、見事に日本のヤクザ。
 2006年に追加される2モデルの名前が「YAKUZA KUMICHO Type R」と「YAKUZA SOHONBUCHO」ってのはできすぎだ。誰か、彼に女性向けモデル「YAKUZA ANEGO」「YAKUZA GOKUTSUMA」の発売を進言してくれないかな。

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トリビアの泉:2005年4月 - 6月

Review > TV
2005年7月11日 00:27

 視聴者から寄せられた役に立たない雑学を紹介し、その面白さをヘーボタンの連打で評価するおなじみの番組。途中からはネタそのものより検証 VTR の作りで笑わせるパターンに変化している。

2005年4月 - 6月ピックアップ

4.13 放送分:81 へぇ:犬は水を飲む時、舌の表側ではなく裏側に丸めすくって飲んでいる
 犬の舌の先端は表よりも裏の筋肉の方が発達しており、裏側に曲げやすくなっているため。イヌ科のオオカミ・キツネ・タヌキなども同じようにして飲む。検証 VTR は様々な種類の犬が水を飲む様子をスローカメラで撮影したもので、確かに裏側にくるくると巻いていた。
5.18 放送分:80 へぇ:缶ジュースの飲み口の穴の形は左右対称ではない
 左右対称だと力が均等にかかってしまい、開ける際に力が必要になってしまうため。その他、フタが斜めに液面に入る為に中身が飛び出さないという利点もある。
トリビアの種:松崎しげるの肌の色を絵の具で作る場合の割合は○色○%と○色○%
 写真を元に松崎しげるの肌色を分光放射輝度計で測定し、日本で最も使われているサクラクレパスの12色絵の具を使って再現を行った。出来上がった色を松崎しげる本人に塗っては見たものの写真を元にしている為に全然違う。そこで本人を使って測定しなおすもやはり違う。ここからは完全にトライ&エラーの世界で6時間かけて混合比、朱色45%・黄色25%・白16%・緑14% の「松崎しげる色」を作り上げた。
 サクラクレパスに協力してもらって「まつざきしげるいろ」(茶色の代わりに入ってる)入りの12色絵の具セットを作成し、視聴者プレゼントにしてしまう悪ノリっぷりがいい。今回の高橋克美のネタは「たとえ天地逆になっても己の道は変えぬ」と、またしても北斗の拳。

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ドラゴン桜

Review > TV
2005年9月17日 19:15

基本情報

公式ページ  TBS 系列:金曜22時

 三田紀房の同名マンガ をドラマ化したもの。元暴走族の落ちこぼれ弁護士・桜木建二(阿部寛)は、多額の負債を抱え倒産寸前の私立高校を再建させるために「東大合格者を輩出する超進学校に生まれ変わらせる」というアイディアを思いつく。出演は阿部寛、長谷川京子、野際陽子、山下智久、小池徹平、長澤まさみほか。

 それまでの価値観をブチ壊すスゲエ男がやってきたぜ、というパターンの学園モノ。唯我独尊な主人公が周囲をグイグイと引き込む様子が見どころ。公式ページ・キャスト紹介 の山下智久の所は相変わらず写真が無くて、ジャニーズ事務所は徹底してるなぁと、どうでもいい事に感心してみたり。

概観

催眠商法か新興宗教のごとく、魅惑的な言葉とメリハリの聞いた話しぶりで聞く者の心を鷲掴みにする「桜木劇場」がなんともクセになる作品。

  • 誰もが一度くらいはなんとなく考えた事がある問題を提起する
  • 聞かれた人間が、その問題に対する無難な(=視聴者も「まあそんなところかな」と納得できる)答えを返す
  • 桜木が自信満々にそれを否定する
  • 否定された人間は、またもやその否定に対する無難な反論を行う
  • 桜木がさっきよりさらに自信満々に、ふてぶてしく自分の論を展開する
  • 聞いてる人間思わず納得

 桜木劇場の構成はたいてい上記の通りだが、それぞれがきちんとツボをおさえて描かれており、ケムに巻かれる聴衆と見事に彼らを操る桜木の様子が気持ちよい。

 また、ハッタリで魅せる作品の場合、常識からの落差や論の展開も重要だが、そこで語られた内容の正しさを見せる必要がある。そんな中、受験勉強に関するノウハウに説得力があったのは当然として、「人生にはいろんな選択肢があって、どれを選んでも正解だ」という主張の正しさもきちんと証明されていた。

 具体的には「冤罪を晴らして得られる名誉よりも、それにかかる労力と時間をとる」「病気の母親の為に今年は東大受験を諦める」という2つのエピソードだ。フィクションの場合「積極的に冤罪を晴らそうとしなかったけど、目撃者やらが登場して問題解決。主人公の名誉は回復しました」だったり、「諦める事を決心したけど奇跡が起こってなんとかなりました」といったふうに、正直者が報われる展開になりがちだが、こう描いてしまうと途端に「どれを選んでも正解だ」という前提がぼやけてしまう。
 正解ということは、それを選んだ人物はその結果起きる現実を受け入れている、受け入れる覚悟ができているという事である。しかし、前述のように丸く収まってしまうと、観客の目には登場人物が相応の覚悟をもってその選択肢を選んだ事よりも、結果的に....ご褒美のごとく....上手く行ってしまった印象が強く残る。
 つまり、「どれも正解」の「どれ」が意外なものであればあるほど、その結果起きる現実を真正面から受け止めてなお納得する様子を描く必要があるのだ。

 ふてぶてしいまでの桜木に気持ちよく騙される1時間。ミもフタもなく言ってしまえばそんな内容の作品だが、最後まできっちり騙し通してくれた。

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