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TV(全 21 件)

TRU CALLING #1 〜 #13

Review > TV
2005年12月30日 00:20

基本情報

20th Century Fox 公式ページ  アメリカ 20th Century Fox 製作による TV シリーズ。計らずも死体安置所で働く事になってしまった主人公トゥルー・デイビーズは、死を迎えたばかりの人の叫びが聞こえるという特別な力を持っていた。無念の死を迎えた人の強い想いが、彼女だけをその日の朝に巻き戻す。

 アメリカの TV シリーズは26話前後を基本とした「シーズン」という単位で区切られ、トータルはもちろん後半の視聴率によって、続編が製作されるか打ち切られるかが決まる。(ただし、非常に人気が高い場合はあらかじめ数シーズン先までの製作が決定する)
 そんな理由により、終盤付近はとにかく伏線張りまくり、ハッタリかましまくりの展開になった挙げ句、人気不振で続編が作られないという作品も多いが、この作品も残念ながらそのクチだったりする。

 一人タイムスリップする主人公が、死んでしまった人の運命を変えるために奮闘するというと、伊藤伸平著のはるかリフレイン を思い出す。
 余談の余談だが、はるかリフレインを読んで「この伊藤新平って人のマンガ面白い」と思ったとしても、同じ作者の楽勝!ハイパードール には手を出さない事をおすすめする。

#1 〜 #13 概観

巻き戻しの能力により知った結果からの推理をどう面白く見せるかがポイントだと思うが、残念ながらそこに「ほう」というアイディアがあったエピソードはあまり多くない。印象としては「ごく普通のサスペンスで、時々都合良く主人公がネタを知っている」といった感じで、むしろ緊張感が削がれている事の方が多かった。

 序盤から弟が殺人容疑で捕まったり、姉は現在進行形の麻薬中毒だったりとなかなか飛ばしている展開だが、#13 ではとうとうトゥルーの心に大きな影を落としている母親の死に関するエピソードが。
 ただ、これらをはじめキャッチーで客の目を引くネタ選びは上手いと思うものの、タイムスリップものとしてはいまひとつ。おすすめエピソードは #6・#11

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TRU CALLING #14 〜 #26

Review > TV
2006年4月28日 00:57

基本情報

20th Century Fox 公式ページ  アメリカ 20th Century Fox 製作による TV シリーズ。計らずも死体安置所で働く事になってしまった主人公トゥルー・デイビーズは、死を迎えたばかりの人の叫びが聞こえるという特別な力を持っていた。無念の死を迎えた人の強い想いが、彼女だけをその日の朝に巻き戻す。

# 16 表裏一体

録画をミスって序盤をごっそり見逃したので DVD 紹介ページのあらすじで確認。

 被害者のひとり、女子大学生が高レートの賭けポーカーに参加する理由は学費を使い込んでしまったため。参加費の 5,000 ドルが調達できるならそれで学費を払えばいいのに、と思って調べたら アメリカの学費はなかなか高額らしい。コミュニティ・カレッジが 3,500〜10,000 ドル、州立大学が 10,000〜22,000 ドル、私立大学に至っては 13,000〜30,000 ドルだとか。
 国立大学なら 50万円強(5,000ドル)、私立大学でも平均 80万円(7,000 ドル)日本 と比べると相当なものだ。
 しかも、寮費/食費が 9,000 ドルてあーた。オレが通ってた大学の男子寮は確か寮費が月額数百円で(2人相部屋の男子寮と違い1人部屋だった女子寮でも数千円程度だったはず)、食費は 15,000 円くらいだった気が。
 そのうえ、教材費やらサマースクール費用として学費・食費以外に年間 10,000 ドルかかるって事は年間 50,000 ドルなんて出費も珍しくないって事か。たっけー。

 で、本編。表裏一体というフレーズが用いられた死因のクロスオーバーに、もうひとアイディア欲しかったところ。
 ケレン味たっぷりに思わせぶりな行動テンコモリのブランドンが、なかなか話を盛り上げてくれる。

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がんばっていきまっしょい

Review > TV
2005年9月12日 23:43

基本情報

公式ページ  フジテレビ系列:火曜22時
 原作は敷村良子の同名小説「がんばっていきまっしょい も発売されている。

 高校に入学したばかりの、負けず嫌いでまっすぐな篠村悦子(鈴木杏)が主人公。春休みに海で見かけた手漕ぎボートの姿に衝撃を受けた悦子が、女子ボート部の無い高校で自ら部を作って奮闘する様子を描く。出演は鈴木杏・相武紗季・岩佐真悠子・内博貴・錦戸亮・池内博之・石田ゆり子など 

第九艇

1話か2話すっとばしたかのように話が飛んでるな。野球中継延長により見逃した前回後半をあらすじ + 感想サイト「どらま・のーと 」で確認したのだが、極めてダイジェスト的に描かれただけだったようだ。出演タレントのすったもんだで1話吹っ飛んでる(撮影面ではもっと)だろうから、そこで描かれるハズだったのだろうか。因縁めいて描かれていた他校の女生徒との絡みもやけに中途半端だったし。

 スポーツ物には定番の大勝負を前にしたケガ。女子部コーチが恋人である男子部コーチと仲が悪かったのってこういうムリが原因じゃなかったっけ。そうでなくとも、数十分で終わる試合中ならまだしも、本番がまだ先の状態で故障をかかえた選手に練習を許すコーチってのは、どう考えても指導者失格だ。
 「悦子と一緒に試合に出たいけど無理をさせるのはイヤ」という流れで話が進んでいたが、無理をしても一時的に痛かったりするだけで、後遺症などは残らないケガなのだろうか。腰ってのはそうでなくても一度痛めると直りにくい部分で、練習も含めた長期間無理をすると簡単には済まないような。

 「悦子と漕ぎたい」「勝つためのレースをすべき」と言い合いをする友人達と、「お情けで置いてもらうのはイヤなのでボート部を辞めます」という置き手紙は描くべきではなかっただろう。今回のように漕げない原因がケガにある場合、このようなシーンはむしろ物語の焦点をボヤつかせてしまう。この2つはどちらも、悦子が「漕げない」のではなく「漕がせてもらえない」時に初めて意味を持つ。(ちょっとしたケガで調子を崩した悦子と、最近バリバリ力をつけた後輩のどちらを選ぶか、とかそんな流れ)

 艇庫近くでのブーとの会話を筆頭に、全体の狙いは単純に、ケガを悦子の身に襲いかかった悲劇として描こうとしただけだと思うので、ただただ途方に暮れる悦子を描いて、ブーとの会話シーンにつなげた方がすっきりしただろう。

 オヤジさんが熱く語るシーンはカッコよかった。オイシイとこ持ってくなー、オヤジ。

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ごくせん

Review > TV
2005年3月27日 16:45

基本情報

公式ページ  日本テレビ系列:土曜21時 森本 梢子による同名コミックをドラマ化したもので、今作は第二シリーズ。とあるヤクザの四代目を期待されつつも教師が天職と信じる山口久美子が、問題児だらけのクラスとがっぷり四つに組んで渡り合う熱血教師モノ。つまり極道先生で「ごくせん」 出演は仲間由紀恵、亀梨 和也、生瀬 勝久、東 幹久、乙葉など。

シリーズ総観

全体として奇をてらわずベタをきちんと描く事に主眼が置かれており、それらはおおむね上手くいっていたと思う。話数が十話と短いため、生徒たちとヤンクミが最初の信頼関係を結ぶまでの流れが大幅に端折られていたのは惜しい所だが(実際のところ、信頼関係というのはその「最初」の足がかりを作るのが最も大変なのだが)そこはお約束として流し、とにかく大活躍するヤンクミの姿をかっこ良く、清々しく描くという割り切りは正しかったと思う。
 第八話・第九話以外は良く出来た王道ストーリーで、見る者が期待する展開と画をきっちり描いていたと思う。教え子のピンチに威勢のいい啖呵と共にあらわれ、髪をほどいて悪役の前に進むヤンクミはまさに時代劇のクライマックスさながらで気持ち良かった。

 もう少し話数があれば違った毛色や、多少深めの話も見られた気もするが、十話でまとめるとなると、今回のように似たような系統の話に終始してしまうのは仕方がないと言ったところだろうか。

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アンフェア

Review > TV
2006年2月21日 20:43

基本情報

公式ページ  フジテレビ系列:火曜22時

 原作は秦建日子による小説「推理小説 」 目には目を、アンフェアな悪人にはアンフェアをもって対抗する事を信条とした主人公雪平夏見。彼女は、新宿中央公園で起きた殺人事件の現場で「アンフェアなのは誰か」と書かれたしおりを発見する。それから数日後、警察や出版各社に送られた小説通りの殺人事件が発生し、現場で夏見は以前「しおり」を作った出版社の編集者に出会う。

 ひと区切りついた4話で、そのあまりの酷さに視聴放棄。アンフェアだったのは真犯人ではなく、観客を惑わせる為だけに存在し、劇中の理屈では説明できない数々の描写だと思う。

 堂々と犯罪計画を予告してくるような犯人と警察との闘いをフィクションで描くとすれば、その面白さは「一定のルールにのっとった上での攻防」という将棋やチェスの対局観戦に近い。脇から見ていて面白いのは達人同士の対局であり、「なんでそんな手打つんだよ」とつっこみたくなるバカ同士がパチパチやっているのを見てもイラつくだけだ。

 出演は篠原涼子・瑛太・阿部サダヲ・濱田マリ・加藤雅也・香川照之・木村多江ほか。

第4話

容疑者が被害者となって登場という王道パターン。ただし、意外でもなんでもなくあーはいはい。

 いくら分かりやすい演出がしたいからって、未チェックビルの数字が勝手に減っていくってのはおかしいだろ。どのビルにも施錠を確認するシステムがついていて、それらをオンラインで結んで警視庁で集中監視しているとでも言うのか。
 それだけでも笑ったのに、とってつけた「大体なんでこんな所にいるんだよ、検視官が!」「聞いてるんですよ、音」というやりとりで遂に爆笑してしまった。この番組って放送時間帯は22時だけど対象は小学生だったか。

 んでもって、新米刑事が平井は井上順演じる小説家のゴーストライターだったとつぶやくと、即確保に向かうべく総員が立ち上がって走り出す。冤罪多そうな警察だなぁ。

 「撃てますか。この男を助けるために僕を撃ちますか」という言葉にそれなりの主張があるように見せたかったのだろうが、納得・共感できるものはなく主張というより頭のオカしい人間が受信した電波。そのおっさんってば精一杯憎たらしく見えるように描かれていたものの、悲しいかなどこででも見かけそうな小悪党で、なんらかの大義名分のもと殺すほどの悪人でもない。脅迫などされて、引く事も叶わぬ状況に追い込まれていたのなら若干話は変わってくるが、単に憎たらしい上司と部下という関係なら会社を辞めるという選択肢があったはず。
 そもそも、どちらかの命しか救えないといった状況ではないので、動けなくなる場所を撃っておっさんを助ければいいだけのこと。

 ...って、CM あけてみたら射殺してるし。首にナイフをつきつけて、僅かに横にずらせば殺せる状況だったのなら話は別だが、犯人が構えもせず独白に酔いしれている間に足でも手でも打ち抜いて転げ回らせれば良かっただけの話。
 発砲は間違っていないが犯人射殺という結果に至ったのは 100% 雪平の無能ぶりによるもの。アンフェアにはアンフェアというハムラビ法典は構わないが、それ相応の実力を身につけてからにしろ。大した判断能力も、ナイフを持った腕を打ち抜く銃の腕前も無い。でも自信満々に「次も撃ちますよ」ってか。おめでてーな。
 それにしても、脚本家(原作者?)は、犯人への発砲が日常的なアメリカでは全て射殺でカタがつけられているとでも思っているのか。

 とにかくまあ、呆れて薄ら笑いを浮かべてしまうほどに酷い内容だった。思わせぶりな主人公に全くと言っていいほど魅力がねーわ(朝、全裸で新聞を読むというベタなキャラクタ造型には「いつの時代だよ」とつっこみを入れてしまった)、警察はバカばっかだわ、この種のサスペンスにおいてクライマックス前はヒーローよりも活躍するハズの犯人に何の輝きも無いわと散々。(もっとも、主人公がそもそも輝いていないので、悪役も輝きようがないのだが)

 次回に向けて子供と家政婦が誘拐されるというヒキがあったが、これは「アンフェアなのは誰か編」はまだ真相に達しておらず続くということ? それとも、別の話が始まる?
 どちらにしても、これまで描かれたようなレベルで話が進むと面白いという感想は出てきそうにない。

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