2006年3月(全 2 件)
時効警察
基本情報
公式ページ
警察の閑職にいる主人公はある日ふと、時効事件の捜査を趣味にしようと思い立つ。主人公に密かに想いを寄せるヒロインを巻き込んで時効事件の真相に迫る。
出演はオダギリジョー、麻生久美子、光石研、ふせえり、江口のりこ、豊原功補ほか。
概観
アクの強いキャラクター、ナンセンスなストーリー、矢継ぎ早に挟み込まれる小ネタという、TRICK とほぼ同じフォーマットの作品。爆笑というタイプの笑いはあまり無いが、クスリやらニヤリやら結構させられてしまう。
主演のオダギリジョーは相変わらず演技が達者で、自然なトボケっぷりや、時折見せるつっこみがうまくネタとかみ合っていた。おすすめエピソードは第8話。
仮面ライダーカブト 第1話 〜 第10話
基本情報
東映公式
仮面ライダークウガから始まったリアル路線の平成仮面ライダーシリーズ第7作。世界はオレを中心に回っていると公言してはばからない唯我独尊おばあちゃんっ子天道と、過去に何かをかかえつつワーム対策組織ゼクトに所属する加賀美という2人が主人公。
05
相変わらず猪突猛進で、悲しい事にそのまっすぐさがことごとく裏目裏目に出てしまう加賀美。
ゼクト本部の不穏な動きに気づき、その裏にある目的を見極めるべく冷静に行動しようとする天道に対し、ゼクト本部はもちろん天道の真意さえも分からない加賀美。
7年前の隕石事件で心に傷を負ったひよりの支えになると宣言した天道に対し、バイト先の店長にひよりのフォローを頼まれたにも関わらず放ったらかしにしてしまう加賀美。
前者は何よりも被害者を守ることを考えた行動であり、後者もまた、加賀美はひよりがそこまでの助けを必要としている事を知らないので、人の生死がかかったワーム事件を優先させるのは当然。
「なにやってんだよ加賀美ぃ」というのは全てを知っている観客の立場だからこそ浮かぶ感想であり、正義感溢れるまっすぐな青年の行動としては正しい。
とはいえ、2人いる主人公の片っぽがこうも空回りっつーのはなんとも可哀想だ。ライダー方面ではおいしい所を全て天道に持っていかれているので、普段の人間関係で少々活躍させてあげても良かった気が。まあ、このあたりはこれから先いくらでも描く場面があるのだろう。
雨の中のクロックアップバトルをより格好よく見せた CG による水滴の表現も見事だったが、冒頭の、おじさんが敵に生気を吸い取られ干涸びて死んでいくシーンは目を見張った。実物の人形を使った特撮ではなく CG だと思うが、目や鼻などの凹凸がしぼんでいく際の崩れ方のバランスがなんとも自然。さらに頬やアゴなど平らな部分はしぼむにしたがってシワが寄り、内部が空洞である頬はえぐれていく様子まできっちり描かれていた。
単に肌が土気色になり小さくなっていくといった記号的な描き方では得られないリアルさがあり、細かなシーンでもこれだけのクオリティの映像を作るスタッフのこだわりに感心してしまった。