2005年12月(全 4 件)
TRU CALLING #1 〜 #13
基本情報
20th Century Fox 公式ページ アメリカ 20th Century Fox 製作による TV シリーズ。計らずも死体安置所で働く事になってしまった主人公トゥルー・デイビーズは、死を迎えたばかりの人の叫びが聞こえるという特別な力を持っていた。無念の死を迎えた人の強い想いが、彼女だけをその日の朝に巻き戻す。
アメリカの TV シリーズは26話前後を基本とした「シーズン」という単位で区切られ、トータルはもちろん後半の視聴率によって、続編が製作されるか打ち切られるかが決まる。(ただし、非常に人気が高い場合はあらかじめ数シーズン先までの製作が決定する)
そんな理由により、終盤付近はとにかく伏線張りまくり、ハッタリかましまくりの展開になった挙げ句、人気不振で続編が作られないという作品も多いが、この作品も残念ながらそのクチだったりする。
一人タイムスリップする主人公が、死んでしまった人の運命を変えるために奮闘するというと、伊藤伸平著のはるかリフレイン
を思い出す。
余談の余談だが、はるかリフレインを読んで「この伊藤新平って人のマンガ面白い」と思ったとしても、同じ作者の楽勝!ハイパードール
には手を出さない事をおすすめする。
#1 〜 #13 概観
巻き戻しの能力により知った結果からの推理をどう面白く見せるかがポイントだと思うが、残念ながらそこに「ほう」というアイディアがあったエピソードはあまり多くない。印象としては「ごく普通のサスペンスで、時々都合良く主人公がネタを知っている」といった感じで、むしろ緊張感が削がれている事の方が多かった。
序盤から弟が殺人容疑で捕まったり、姉は現在進行形の麻薬中毒だったりとなかなか飛ばしている展開だが、#13 ではとうとうトゥルーの心に大きな影を落としている母親の死に関するエピソードが。
ただ、これらをはじめキャッチーで客の目を引くネタ選びは上手いと思うものの、タイムスリップものとしてはいまひとつ。おすすめエピソードは #6・#11
野ブタ。をプロデュース
基本情報
公式ページ 日本テレビ系列:土曜21時
白岩玄の同名小説 をドラマ化したもの。サエない女子高生を2人の男子生徒が人気者にプロデュースする。出演は亀梨和也・山下智久・堀北真希・戸田恵梨香・宇梶剛士・忌野清志郎・高橋克実・夏木マリほか。
概観
タイトルから想像した話は全く展開されず、その点では期待はずれだったが、土曜21時放送の青春ドラマとしてはそれなりだったと思う。最終回がワケわかんなくなければ。
友達から浮きたくない、嫌われるのが恐いといった、中高生にとっては大問題である悩みを軸に「青春ぽくね? これって青春ぽくね?」といったノリで固めた作品だった。
危険なアネキ
基本情報
公式ページ フジテレビ系列:月曜21時
美人だがのほほんと無邪気すぎる姉・寛子と、そんな姉に振り回される弟・勇太郎のドタバタを描いたコメディ。家業の酒蔵が倒産し、父親を亡くした上に借金を背負った寛子は、研修医として医大に通う弟の家にころがりこんできた.... 出演は伊東美咲・森山未來・高嶋政伸・釈由美子・濱田マリほか。
公式ページトップの画像、主演の伊東美咲・森山未來両名ともヘンな顔で写ってるけど、事務所的にあれはオッケーなのか。
概観
1話で描いたノリをずっと進めて欲しかった。全体的に「アネキはさほど危険ではなく、どこまで行っても素直ないいコであり、間違っているのは複雑で小難しい周囲」という流れになってしまっており、その「小難しい周囲」の役を一手に引き受けていた弟くんがあまりに不憫だった。
10もエピソードがあるんだから、1つや2つくらいアネキの真っ直ぐさで解決できずに反省する....文字通り危険なアネキなエピソード.....があっても良かったのではないだろうか。
また、かつて姉弟を捨てたという母親が登場するも、その理由や、母親がいなかった事が弟くん(の少年時代と現在に)にどんな影響を与えたかには全くと言っていいほど触れられない始末。そのうえドラマ全体から「弟くん、意地張ってないでお母さん許してやれよ」包囲網に取り囲まれ、ますます肩身の狭いことに。つか、ここまで描写不足になるなら母親なんて出すなよと思う。
弟くんは、いなくなってしまった母親、無邪気すぎる姉という2人の為に、早く大人にならざるを得なかったのだが、劇中でそれがうまく描かれることはなく、ひたすら頭が固く融通の利かない人間になってしまっていた。
仮面ライダー響鬼 三十一之巻 〜 四十之巻
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2005年12月 2日 01:18
基本情報
東映公式ページ
テレビ朝日系列:日曜8時 仮面ライダークウガから始まったリアル路線の平成仮面ライダーシリーズ第6作。鬼に変身する能力を持つ青年ヒビキが、魔化魍(まかもう)と呼ばれる魔物から人々を守る活躍を描く。
これまでのシリーズでは主役をはじめ若い新人俳優でキャストを固めるのが半ば恒例となっていたが、今回の主役は既に役者としてキャリアのある細川茂樹が演じている。
二十九之巻から脚本家を含めた大幅なスタッフ変更が行われ、以前の作品とは別物になった。オレにとって「仮面ライダー響鬼」とは一之巻から二十九之巻を指すもので、それ以降は別の作品と捉えている。ただし、それは三十之巻以降を拒絶している訳では無く、そう区切っておかないとこれまでの流れを踏まえた上で感想を書く事が困難だからである。
三十一之巻 〜 四十之巻 概観
派手でキャッチーで、展開も早く語り口は王道にして明快。子供むけヒーローものとしてごくオーソドックスな十話だった。
しかし、劇中では現実であるはずの物語の中に「作為」の姿が見え隠れし、その割合は回を追う毎に増していった。特に三十七之巻以降は「はいはいみなまで言うな」といった内容で、いいトシした人間が見るには辛いものがあった。(ただし、三十六之巻は素晴らしい内容だった)