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Optical Mouse 5000 → MX1100 買換えレビュー
Mac
2010年7月24日 06:15
MS Wireless Optical Mouse 5000 → ロジクール MX1100 買換えレビュー
いずれも発売は古く単体の評価はあまり意味が無いと思うので、上記のように買い替えた場合にどんな具合か、という視点を中心にレビュー。同じ組合せで買換えを検討している人の参考になれば幸い。
なるべく客観的な視点も入れるようにするが、マウスという製品の性質上、合う合わないや、好みが大きく評価に関わって来るため、Optical Mouse 5000 に対する評価自体が、あなたの感じた内容と違う場合、MX1100 のレビューもアテにならない可能性が高いので注意。
| Optical Mouse 5000 | ロジクール MX1100 | |
|---|---|---|
| 全体の形状 | 大振り・非対称で手をかぶせて全体を握るタイプ。親指側がへこみ、薬指・小指側は裾が広がるタイプで、手をかぶせると、それぞれの指が自然と収まり非常に握りやすい。 独特の形状をしていながら、さまざまな持ち方をしても邪魔に感じる部分がほとんどない絶妙なバランス。 |
基本的には Optical Mouse 5000 と同系統だが、全体的に少し大きく、親指側、小指側ともへこみ / 膨らみの形状が若干きつめ。こちらも自然と持つ事ができる形状だが、若干握り方を選ぶ(マウス側に固定される)感じ。 小指があたる部分は材質が違うため、敏感な人は気になるかもしれない。(サイドは Optical Mouse 5000 と同様マット加工だが、底面はエッジのあるプラスチック素材) |
| カーソル検出 | 光学式検出だが、感度、精度ともに問題なし。掃除を簡単にするためコピー用紙を机に貼ってマウスパッド代わりにしているので材質による得手不得手はレビューできないが、コピー用紙 / 木目調の机 / 単色のマット / 雑誌等の印刷物で試した限りは、カーソルが飛ぶなどの不具合は無かった。 | レーザー方式で、感度、精度ともに問題なし。検出窓の位置が違うため、Optical Mouse 5000 から移行した際は大きく戸惑うと思うが、配置自体は MX1100 の方が理にかなっていると思うので、慣れればむしろ快適。(MX1100 の検出窓は、ホイールの裏側、人差し指と中指の間) |
| 主・副ボタン | クリック音はカタカタで、クリック感、深さ固さともに良好。フチまで全てボタンになっている形状のため、若干グラつく遊びがあるが普段使っている分にはさほど気にならない。 | クリック音はカチャカチャで、クリック感、深さ固さともに良好。ストロークは Optical Mouse 5000 よりも若干深いが気になるほどではない。(ゲーム等でボタンを連打する機会がある人は気になるかもしれない) 「カタカタ」と「カチャカチャ」に関しては好みの問題なので、単純にどちらが良い悪いとは言えないが、それぞれ「カタ / カチャ」の中では良質な部類に入る。ただし、MX1100 のカチャ音はかなり大きい。 |
| ホイール | ヌルヌルとした感触。クリック感のあるホイールから移行した際は激しく違和感を覚えると思うが、慣れるとそんなに悪くない。ただし、冬場の気温が下がった際にホイールが回転し辛いという致命的な欠点がある。(暖めずに無理やり回転させると、ゴムを傷つけてしまう可能性があるので注意) 動きが重めなホイールによる誤動作を避ける為か、ホイールクリックはかなり強く押し込まないと反応しない。主・副ボタンのクリックが軽めな事もあり、「フン!」と勢いをつけないと押せないようなイメージがある。 左右のチルトはクリック感が無く、ボタンとして押している感触はほとんど無い。機能自体を使う事があまり無いので特に問題は無いが、頻繁に利用する人は気になるかもしれない。 |
スーっと動く無抵抗モードと、クリック感のあるカタカタモードを、ホイール下のプッシュスイッチで切替可能。(機械的スイッチのため他機能の割り当ては不可) 無抵抗モードは触れた程度でスクロールするため常用は厳しいが、ワンプッシュで切替可能な為、長大な文章を読む時は便利。文章入力の際は home や end を押せば良いが、ただ見る・読むしている際はマウスだけを握っている場合も多く、キーボードに手を伸ばさなくて良いのは快適。 カタカタモードは、勢い良く動かしたり軽く触れた状態で回すとガタつき、感触が悪いだけでなく回転の検出も不安定になるのが大きなマイナス。ホイールを若干押し気味にして回すと非常に良い感触なので、常にこのフィーリングになるようにはできなかったのだろうか。 左右チルトのクリック感は、Optical Mouse 5000 の主・副ボタンの感触に近い。 |
| 進む・戻る ボタン |
クリックはしっかりとしたカチカチ系で、深さ固さともに良好。特に戻るボタンは長めになっており、どのような持ち方をしていても親指で快適に押す事ができる。それに対し、進むボタンは小さく前よりの配置のため、大きくかぶせているか、親指を伸ばすようにしないと押しにくい。(手が小さい人には当てはまらないかもしれない) | クリックはほとんど音のないカタカタ(コクコク?)系で、深さ固さともに良好。戻るボタンがもう少し長いと嬉しいが、進むボタンは Optical Mouse 5000 ほど前よりの配置ではなく、様々な握り方への対応力は上。 |
| その他ボタン | Optical Mouse 5000 には上記以外のボタンは無し | 主ボタンの左隣に2つ、親指を置く位置に隠しボタンが1つあり、Optical Mouse 5000 よりも3つボタンが多い。浅く握った場合、主ボタン左隣の奥ボタンは押しにくい。隠しボタンは、親指の左側で床面に向かって押すような操作で、実物を手にするまでイメージが沸かなかったが、使ってみると自然なアクションでのクリックが可能。 ボタン数の増加によって既存ボタンが押しにくくなるような配置・形状にはなっておらず、純粋に、手元操作の選択肢が増えるという機能向上につながっている。 |
| 電池 | 単三型1本または2本で使用可能。1本使いの場合、左側に電池を入れればほぼ中央配置となるので、重量バランス的にも問題なし。2本挿入だとかなり重くなるが、1本で使用すれば適度な重さ。 | 単三型1本または2本で使用可能。縦向きと横向きという違いはあるが、こちらも1本使いの際は上側に挿入すれば、ほぼ中央配置となりバランス的に問題なし。 電源スイッチがあるので、毎回電池を外すのは面倒だが長く保たせたい、という場合に便利。ただし、時々スイッチ OFF → ON でカーソルやホイールの動きがおかしい事が... |
| ドライバ |
使用しているマウスの写真が大きく表示され、写真上でボタンを押すと該当ボタンがハイライトされるなど、どのボタンにどの機能を割り当てているのかが分かりやすい。 |
各ボタンに割り当て可能な機能は Intelli Point ドライバよりも多いのだが、全体的な出来は微妙。基本部分も操作し辛くいまひとつなのだが、アプリケーション個別の設定を作成する際、カスタマイズ済みの標準設定を無視してデフォルトの設定がコピーされるという仕様には呆れてしまう。 |
| 総合的 | サイズが大きめなので、手が小さい人には合わないかもしれないが、形状自体はへこみや膨らみなど、あくまで緩やかで様々な持ち方に柔軟に対応可能。ボタンの配置・クリック感なども良好で、基本性能は十分なのだが、ヌルヌルとしたホイールの感触は激しく人を選ぶため、万人向けと言えないのが残念なところ。冬場の温度低下によりホイールの回転が著しく悪くなるのも難点。もう少し温度変化に強いグリスくらい、コストをケチらなければいくらでもあると思うのだが。 両サイドのマット加工の耐久力が弱く、使っているとすぐにベトついたり剥がれたりするのも大きな弱点。価格を考えると仕方が無いのかもしれないが、5年保証を謳う製品でこれはお粗末。ホイールのトラブルにより数回交換してもらったことはあるが、マット加工の剥がれでも交換してもらえるのだろうか。 |
Optical Mouse 5000 に比べ若干持ち方を選ぶため、移行してすぐは戸惑う事もあるが、形状自体はうまく手にフィットする形となっている。とはいえ、Optical Mouse 5000 よりも人を選ぶことは確かだろう。 主・副ボタンがカチャカチャ系というのも重要で、Optical Mouse 5000 からの移行を考えている人は、できるだけ店頭で押して確かめてみる事をおすすめする。(Optical Mouse 5000 のクリック音に比べると数倍デカい) この製品の売りのひとつであるホイールは、切替スイッチがすぐ近くにあることでようやく本領発揮。以前は底面のスライドスイッチで切り替えていたらしいが、そんな仕組みじゃお遊びにしか使えないだろう。IntelliMouse Explorer 3.0 のホイールほど心地よくは無いが、現行の MS ヌルヌルホイールに馴染めない人は、それだけでも移行する価値がある。 |
Amazon の販売価格ベースで 2,000 円の価格差があるが、Optical Mouse 5000 のヌルヌルホイールが気に入らない、マウスにもっと多くのボタンが欲しいといった人は、 +2,000 円を払う価値はあると思う。
パソコン付属のマウスや、1000円程度の廉価マウスからの買換えを考えていて、いきなり 5,000 円のものを買うのはちょっと...という人は、Optical Mouse 5000 でも基本性能は十分なので、まずはそちらを試してみると良いかもしれない。
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2010年7月
Diary
2010年7月10日 19:53
2010年7月27日
まだ残ってるのか、旧エネループ。
今や充電池の代表的存在となった SANYO のエネループ。実は、去年の10月ごろに充電可能回数がこれまでの1000回から1500回にアップした新型が発売されている。旧モデルとの併売ではなくモデルチェンジなので、現在市場に残る1000回充電タイプは既存在庫という事だと思うのだが、Amazon ではまだ残っている。
上記のものは、2本同時に急速充電可能な充電器に単三エネループ(旧) が2本ついたタイプで、現在は実に72% OFF の 890円で販売されている。充電器には4本同時に充電できるタイプもあるので、一見そっちが良いように思えるが、実のところ大抵の人はこちらの2本充電タイプで事足りる。
身の回りに乾電池を使うものはたくさんあるが、今時4本もの電池を使う機器はそれほど多くないからだ。エネループは自然放電性の低さにより充電したまま保管できるため、乾電池2本使用の機器をいくつ使っていたとしても、予備電池が2本あれば「電池切れ → 切れた電池を充電器にセット → 充電済みの予備を機器にセット → 充電が終わった電池を予備として保管」というサイクルで問題無く回す事ができる。
4本充電が必要になる場面というのは、4本使用の機器を大量に所有し、いちいち「2本充電 × 2」を行うのが面倒であったり、一度に大量の機器が電池切れを起こすようなハードな使い方をする状況くらいだろう。
最初に書いた、去年10月発売の新型エネループは充電可能回数以外の容量・電圧などの特性に変化は無いため、新モデルも充電器の性能自体は全く同じで、当然旧型の充電器で新型電池を充電する事もできる。
そのため、今新型エネループの「2本充電器 + 2本電池」のパックを買うなら、旧型を買い、差額で新型電池を追加購入した方がおトクなのだ。(2本パックの電池はかなり割高なのでこの買い方はオススメしないが、旧充電器パック + 新型電池2本で、新充電器パックと同程度の 1,500 円になる)
長い目で見れば節約になるのは分かるけど、それほどたくさん電池使わないしなぁ、と躊躇していた人は、この機会に買っておくのも良いかもしれない。
2010年7月9日
3作目の劇場公開にあわせ、今週と来週、踊る大捜査線 THE MOVIE が地上波で放送されるらしいので、以前書いた感想に若干手を加えて再掲。
テレビ版は本筋、小ネタともに絶妙なバランスで好きなのだが、劇場版はどちらも、スペシャル版の悪いパターンでいまひとつ。劇場版面白かったー、という人は読まない方が良いかもしれない。
劇場公開は随分前なので、必要以上にネタバレを気にする必要はないと思うが、いずれの感想も、物語の核心に触れているので、未見の方はご用心。
踊る大捜査線 THE MOVIE
さんざんもったいぶって描かれた小泉今日子演じるサイコ女もイマイチなら、それをもう一方のエピソードに絡める演出もアクビもの。それ以上に呆れたのが、青島刑事が刺された事に「本部と現場が」なんて意味を持たせようとしている物語運び。
もっと早く踏み込んでいれば刺されなかった? .....否。
本部が所轄を軽視しなければ刺されなかった? .....否。
これは単に、犯人を確保するという最も慎重になるべき状況において、緊張感を無くした青島・恩田両名の落ち度でしかない。
「青島が要注意人物の候補者を捜査本部に FAX で送ったにも関わらず、本部が所轄からの情報を軽視して見落とした事によって、警察に乱入したそいつに刺された」という TV 版第9話とは、青島刑事が負傷したという結果自体は同じでも、そこに至る過程が全く違う。
加えて言うなら「逮捕の瞬間が一番危険」というのは、和久さんの過去の傷であり本作品では重要な事柄のひとつで、さんざんそれを聞かされている青島にこのミスを犯させるというのは、非常に悪趣味だ。
TV 版で既に描いている内容の焼き直しを展開し、そのうえピントがズレているというのは非常に情けない。青島を載せた車を多くの警官が敬礼で見送るシーンは、さすが劇場版と金がかかっている事を感じさせる絵面だが、そこに至るまでの展開が上記の通りなのでお寒い限り。
中身の無いがらんどうな、スケール感という風船を膨らませただけの駄作。最もレベルの低いタイプのスペシャル・映画化のパターンだと思う。
踊る大捜査線 THE MOVIE 2
テレビ版から一貫して現場と指揮系統の確執をテーマにしているこの作品だが、今回はそれ以上に組織と単体がクローズアップされていた。しかし、その際に重要になる組織の鈍重さ・現場との確執という大事な部分の描き方や状況設定などは、各シーンにおける制作者の意図は伺い知れるものの表面的かつピント外れでお粗末な印象を受けた。
恩田刑事が撃たれた場面も、あの事態が発生したのは発砲許可を出さなかったためではない。周囲に逃げ惑う一般市民があふれる中、人質を連れて歩き回る犯人を相手に発砲という手段で安全に事態を収束させることなど不可能である。
つまり、あの場面は「現場が本部に行動許可を要請したが保留された」「恩田刑事が撃たれた」という2つの事実が描かれているだけであって、その間に関連性はほとんど無い。良い出来事であろうが悪い出来事であろうが、なんとかそこに至る原因(起きたのが良い事なら手柄、悪い事なら責任、と言い換えてもいい)を見つけたいのが人間であり、これが実際に起きた事件なら間違いなく前者(発砲許可の保留)に責任の所在を求めようとするだろう。
しかし、これはフィクションである。「本質を無視して分かりやすい部分に責任を押し付ける」といったテーマを描こうとする場合を除いて、作中で「原因と結果」として繋げられているものは、実際にその関係が成立している必要がある。
あの場面で恩田刑事が撃たれるという事態が、単純なたらればで回避できるかどうかは疑問だが、あえてつっこむなら女性本部長以前に、あの状況で発砲許可さえもらえれば事態を収拾できると思っていた SAT 隊長に何か言ってやりたい。まあ彼は冒頭の対テロ演習において、スタングレネードを使っただけで安心して敵のまっただ中に飛び込み、テロリスト役の青島刑事に銃をつきつけられてしまうトホホな人なので仕方ないのかもしれない。
全体を通して女性本部長に現場を軽視するセリフをワザとらしく言わせ、いかにも所轄署員と観客が反発を覚えるように見せてはいるが、実際のところ今回の捜査において、所轄署員に割り振られた仕事や与えられた指示は、反旗をひるがえすほどに常軌を逸していたわけではない。
それどころかむしろ「最前線」に、最も安全に、最も効率よく、最も高確率で、最も高い能力を発揮させるという、指揮官のあるべき姿としては、ごく正しいとさえ映った。
そもそも、指揮系統と現場といった具合にシステムそのものに焦点をあてようとするなら、特定の誰かを悪人に仕立ててもピントがズレるだけなのだ。わかりやすいカタルシスを描くために選んだ結果だとは思うが、根性の悪い女性本部長を引きずりおろしたところで、単に気に食わないやつが一人いなくなってせいせいした、という以上の意味は無い。
「組織という大所帯の鈍重さと、個のフットワークの軽さを対比させる。組織の呪縛から離れ犯人を追いつめ、さらに最後には有能なリーダーがいるなら組織も悪くないと青島に啖呵を切らせる」
.....おそらく監督や脚本家が意図したであろう本来の話はこのようなものだろう。しかし、各シーンがそれぞれの意味を描き出せていたかというと残念ながらそうではなく、結果として全体が非常にあやふやなものとなってしまった。
小ネタ大ネタ含めギャグやノリが寒くなっている事を考えれば、駄作としか言いようの無い前作の方がまだマシかもしれない。
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2010年5月
Diary
2010年5月29日 05:22
2010年5月28日
iPad が日本でも発売とかで、ネットの PC 関連サイトはもちろん、TV のニュースでも異様に取りあげられていた。
関心を惹く為に仕方ないとは言え、音が出るピアノのアプリケーションをはじめ、キャッチーな部分の報道が多く、ネットでもそういった派手な部分を見て「ノートパソコンでいい」なんて意見を結構見かけるが、そういう人は、逆に iPad を買いかぶりすぎなんじゃないかな、と思う。
「iPad は少し用途が広がった iPod」.....結局はそういう事だ。ノートパソコン的な使い方を期待する人は、(その人にとっての)本物であるノートパソコンを買った方が幸せになれるし、今まで体験した事のない何かを、生活にプラスしてくれる物ではない。
ただ、iPod や HDD レコーダーのように、体験自体(音楽を聴く、ビデオを見る)はこれまで知っている物に過ぎないが、使い勝手によって違う何かを見せてくれる.....大げさに言えば、その人の音楽や動画との付き合い方を変えてくれる.....可能性もありそうな代物と言える。
本・写真・動画を取り込むのは、CD のリッピングよりも面倒なため、動画どころか本の配信も微妙な日本では、ScanSnap を積極的に活用するような人が、まずはこんな具合に楽しむアイテムになるだろう。
iPad が主役の座に居座るかどうかは不明だが、そう遠く無い将来、本や写真、動画の楽しみ方は、こういった方向に向かうだろう。
CD のリッピングが可能になり、iPod などの大容量携帯プレーヤーが普及した事で、多くの人は「大切なのはレコードや CD といった物体ではなく、その中身」だと気づいた。そして、自分の音楽ライブラリがパソコンや手の中に収まると、これまでとは違った音楽の楽しみ方があることを発見した。
電子書籍に関しては、紙の本というものが、手触りや雰囲気といった嗜好的意味合い以上に、記憶装置=再生装置という、音楽や動画とは一線を画す特性を持っているので移行は一番緩やかになるとは思うが、音楽に引き続き、本、写真、動画が、中身だけを楽しむ方向性に向かうのは間違い無いと思う。
さらに、パソコンやこういったガジェットで写真や読書を楽しむ行為は、「ハイテク好きの為のもの」と思われがちだが、「ひとつのデータで、様々な状況の人に対応できるユニバーサルなもの」という側面も大きい。本が最も分かりやすいが、適切に整えられたテキストデータひとつから「文字の拡大・色調反転・読み上げ」といった事が簡単に可能で、それぞれで別物が必要になる物理的な本には無い利点がある。
iPad は「未だかつて無い何か」を提案しているアイテムではない。それどころか、ずっと前からいろいろな会社が夢見ては破れて来た代物で、コンセプトに至ってはフィクションの世界も範疇に入れれば、むしろ見飽きた内容と言える。
じゃあ何が違うのかと言えば、Apple による UI ももちろんあるが(ここで言う UI とは単なる見た目の派手さではなく、直感的に触れて動かす事による操作)様々な技術が、ようやくコンセプトの実現に追いついたという事だ。
昔から多くの人が「こんなの良くない?」と思っていたものが、やっと実現できそうな世の中になった。その時、手を挙げたのが Apple だった。iPod の時と同じように。
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2010年3月
Diary
2010年3月 2日 19:20
2010年3月25日
Adobe Creative Suit 5 が5月に発表されるらしい。
かつてのようにバージョンアップの足切りが無ければ、どんなサイクルだろうが好きなだけバージョンナンバーを重ねて行ってもらって構わないが、現行の「バージョンアップは3世代まで」の縛りつきで、サクサクと新しいバージョンを出すのは正直勘弁して欲しい。
2010年3月20日
少し前の話だが、Stuffit Delux が Ver.14.0.1 からマルチ言語対応になっていた。(気づかなかっただけでもっと前から?)
Stuffit Delux には以前から act2 が販売する日本語版がある。こういったケースでは大抵ローカライズの分だけ日本語版は高価になるため、アプリケーション自体が別になっていてシリアルも相互使用できないパターンが多い。(GraphicConverter や Parallels Desktop for Mac などはこの形式。Parallels は最新の ver.5 では違ってるかも)
店頭で購入したり、日本語のサポートが欲しい人にとっては、これからも日本語版の存在は重要だろうけど、購入はオンライン、サポートも要らないオレにとっては、マルチ言語対応は嬉しい。
2010年3月1日
タモリ倶楽部「満腹アート展覧会」
以前放送された「目で見る快感!絶頂派美術展」にも登場した、多摩美術大学特別講師の西岡文彦さんを解説に迎えて、食べ物を描いた絵画をおかずにごはんを食べようという企画。
前回の企画でも自信満々に言い切る西岡さんの解説が面白かったが、「下手でうまく描けないから印象派に行く」と言い放つ(そのままの台詞は無いが、他の人の発言を補足するような形で完全にそう言っている)など、今回も飛ばしっぷりが楽しい。
五月女ケイ子さんが描いた絵の分析・解説自体も面白かったが、その話題に食いついた鴻上尚史さんの発言に続いて「自分の性を取り違えられた場合など、ユニセックスな人を好きになる。男なのに痴漢にあったりとか....まあ、これは僕の事なんですけどね」と、淡々と告白するくだりは声を出して笑ってしまった。
相変わらず声量的にも発言量的にもウルサめの勝俣州和さんだが、笑いに持って行きやすい話運びはさすが。そのほかの出演陣の反応も程よいバランスで、久々に保存しておきたくなる回だった。
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相棒:シーズン8
基本情報
今やテレビ朝日が最優先でプッシュする人気シリーズとなった刑事ドラマ「相棒」の第8シーズン。
数々の事件を解決する切れ者ながら、上層部の痛い腹も平気で探る扱いにくさゆえ、窓際部署「警視庁特命係」に所属させられている杉下右京(水谷豊)。そんな杉下のマイペースぶりに、配属された部下もすぐに辞めてしまう状態が続いたなか、熱血直情型の亀山薫(寺脇康文)が特命係にやってきた。
自分とはあまりに違う亀山に面食らいながらも、そのまっすぐさに何かを見た杉下は亀山とコンビで事件解決にあたる事となった。しばらく相棒として捜査を続けた二人だったが、ある事件で殺された友人の意志を継ぎ、亀山が警察官を辞めて東南アジアに旅立つ事で、その関係も終わりを迎えた。(シーズン7中盤での出来事)
再び一人きりの特命係に戻りマイペースに仕事を続ける杉下だったが、そこに新たな部下、神戸尊(及川光博)が「杉下を見極めろ」との密命を受けやってくる。(シーズン7最終話)
シリーズ総観
前シーズンの中盤で亀山を退場させ、しばらく単独捜査する杉下を描いた後、同シーズン最終話で神戸を登場させるという構成も上手かったが、神戸が本格的に登場する本シーズンも、なかなか手堅い交代劇となっていた。(ただし、「観客に受け入れられるように」という商品側面での構成の話で、亀山退場そのものの、物語的としての意味・位置づけは上手いとは言いがたい)
もともとの、杉下の性格と物語の構成が、相方べったり・お互いがいなくては前に進まない類いの物ではない部分も大きいが、「杉下+神戸」から「杉下&神戸」に移って行く様が、ゆるやかなグラデーションで上手く描かれていた。
小気味よくニヤリとするシナリオがこの作品の持ち味だと思うが、本シリーズでもそれは健在。犯人の愛憎であったり、捜査する側の感情や人間関係がクローズアップされる作品が多いなか、事件を追って話が転がる様子を純粋に楽しむ事ができた。
シリーズが続くと、当然お約束の事柄が増えて来るが、必要以上にそれらを多用したり演出がエスカレートする事なく、悪いマンネリではなく、ならではの定番要素として加減良く使われていたあたりもうまい。
また、今後も続けるシリーズとして位置づけているからであろうか、いつもならもっと出てきそうな、警察内部ネタ、官房長絡みの話をぐっと減らして、杉下と神戸に焦点を当て続けたシリーズ構成も良かった。
おすすめエピソードは第6・8・17・18 話